第80話 左手のLOVE

2008年1月初旬


タブロ「え? ワシらが少女時代とコラボしてスペシャルステージやるって?」
トゥーカッツ「ピューッ! やったやんけ(歓)」
ミスラ眞「あくまでマネージャーから聞いた噂でっけどね」
タブロ「なんでそない話になったんや?」
ミスラ眞「今月末にソウル歌謡大賞があるでっしゃろ? それにワシらも大賞候補やベストアルバム賞候補で出演しますやん。で、少女時代もそれに出る予定やそおで」
トゥーカッツ「新人賞候補やな。去年夏のデビュー以来、ワンダーガールズと共に大活躍やったもんな」
タブロ「ん? もうひと組、女の子グループおらんかったっけ?」
ミスラ眞「おりましたかな? 観たことも聴いたこともないけどなぁ。
 いずれにせよ、新人賞はFTアイランドとワンゴル、そして少女時代で決まりともっぱらの噂ですわ」
トゥーカッツ「妥当なところちゃう? そやけど、その流れやとFTアイランドやワンゴルとのコラボもあり得たな。いやー、そおならなくてホンマ良かった」
タブロ「そやな。男と一緒にやるのは論外やし、ワンゴルちゃんもちょっとパフォーマンスに不安があるよってな」
ミスラ眞「つまりヘタって事ですな」
タブロ「しーっ(怒) なんでも率直に口にすればええ訳やないで」
トゥーカッツ「そやで、この田舎モンが。人気では少女時代よりだいぶ上の娘らなんやからな。他人に聞かれたら怒られるで」
ミスラ眞「ヘタだけならまだしも、ルックスも少女時代の方が全然上ですし」
タブロ「やめなさいって」
ミスラ眞「ほなユナちゃんより可愛ええアイドルがこの世におりまっか?」
タブロ/トゥーカッツ「おらんけど(即答)」
トゥーカッツ「実際少女時代の方がずっと可愛くて上手いのに、なんでワンゴルの方が人気あるんやろか?」
タブロ「それはワンゴルの人気は女子中高生に支えられておるからや。ひとつにはワンゴルの同世代感。もひとつはアメリカンレトロな楽曲が、今のミドルティーンの娘らには新鮮に映るんやろう」
トゥーカッツ「なるほど。そこ行くと少女時代は正統派ですからな」
タブロ「去年イ・スンチョル先輩の『少女時代』をカバーして386世代やX世代に強烈な印象を残したよって、これからはサムチョンペンが大増殖すると見てるけどな。ただそれにはまだ時間が必要やろう。若者相手みたいな火の付き方はせんと思う」
トゥーカッツ「そやけど、いったん火がついたら根強く燃えると?」
タブロ「うんうん」
ミスラ眞「とにかく、少女時代と一緒に舞台に立てるのは良かった。なにやりましょ?」
タブロ「それ、ワシらが決めてええの?」
ミスラ眞「そらEpik Highスペシャルステージですよって、こっちの意向を聞かんてことはないでしょ。よお知りまへんけどな」
トゥーカッツ「出た出た。全羅道の奴ら18番の“よお知らんけど”や(笑)」
タブロ「物事の捉え方が雑すぎるねん、自分ら」
ミスラ眞「ほなホンマかどおか、Mnetに打診しましょか?」
タブロ「それもみっともないやろ。アイドルとのコラボに飢えてるみたいで」
トゥーカッツ「とにかく、話が来たらすぐ企画出せるよおに方針だけ決めておいたらええんちゃうか?」
タブロ「そやな。少女時代と一緒にやりたいステージ、それまでにじっくりと考えておくか」
トゥーカッツ「わ、急にニヤニヤし出したで。にいさん、なんか考えてることがあるんやな?」
タブロ「うふ、うふふふ。うふふふふ❤」
トゥーカッツ/ミスラ眞「気持ち悪っ」


ヨンミン「なんやと? エピカイの曲に合わせて少女時代がフレンチカンカンを踊る?」
クッキーマン「へえ。連中の曲でヨーロッパ風味の『Paris』ちゅうのがあるんですが、その演奏途中で少女時代が舞台左右から乱入。同時に曲調が『天国と地獄』に変わって全員でカンカンを踊り出すと言うアイデアらしいです」
ヨンミン「カンカンゆうたら、踊り子がスカート捲り上げて下着を覗かせながら踊るっちゅう下品なダンスやな」
クッキーマン「へえ」
スマン「少女時代がおパンツちゃんやガーターちゃんを丸見せで踊るやと? うーん、ワシ見てみたいかも」
イ・ジョンア(AP&Dチーム長)「あきまへん! 少女時代は我が社が大金をかけて生み出した汎用人型決戦兵器。デビュー早々そんなお下劣な格好させて商品価値を下げる訳には参りまへんで」
スマン「そやけどソシかて『タマンセ』じゃ前蹴りの振り付けやったじゃん」
イ・ジョンア「あれはデビュー曲で多少のインパクトが必要やったからです。制服路線を採用した今の少女時代にはやらせられまへん」
ヨンミン「エピカイはなんでそんな企画を考えたんかな?」
クッキーマン「さぁ? そやけどIQは高くても社会的にはアホな子らですよって」
イ・ジョンア「それにこの企画やとソシ全員参加になってますが、この日はあの娘ら3曲披露することになってるんです。メイクや装備チェック、リハーサルでてんてこ舞いで、とてもエピカイのアホステージに付き合うてるヒマはありまへんで」
スマン「ほなコラボやめる?」
クッキーマン「いえ、そこはMnetからどおしてもってゆわれてますんで、やらない訳には」
ヨンミン「えー? どーすりゃええのよ?」
イ・ジョンア「うーん…」


トゥーカッツ「ひとり? ひとりしか出せへんと?」
タブロ「うん。あっちも出番仰山あるさかいメンボ全員では対応出来へんのやて。ひとりならなんとか出してもええてゆうて来てる」
ミスラ眞「ちぇーフレンチカンカンの夢がぁ(がっくり)」
トゥーカッツ「またえらい上からゆうてきたもんやなぁ」
タブロ「そらあっちは最大手。Mnetに対する影響力がちゃうからな」
トゥーカッツ「しかしひとりとなると…だれを選ぶ?」
ミスラ眞「そりゃ、簡単ですがな」
全員「ユナちゃんやな」


イ・ジョンア「ユナはあかん! ソシのセンターでっせ。たかがエピカイのお供に出せるか、もったいない」
スマン「それに音痴なのがバレるし(笑)」
ヨンミン「先生は黙っといてください」
イ・ジョンア「いや、実際パフォーマンスの問題もあるんです。ソシはワンダーガールズに対して、つまりSMEはJYPに対して見た目と実力で圧倒的に勝ってなければあかんのです」
スマン「そおなの?」
イ・ジョンア「そおなんですっ!」
ヨンミン「となると、適任は誰や?」
イ・ジョンア「いまひとり売り出来るメンボはあの子しかおりまへん」


タブロ「テヨンちゃんかぁ(うーむ)」
トゥーカッツ「まぁテヨンちゃんも十分可愛いやん。そないがっかりするなや」
ミスラ眞「そやけどチンチクリンやし見た目が小学生やないでっか。アイドルにつきもののシュッとした美貌とか漏れこぼれる色香ちゅうか、そんな要素はゼロでっしゃろ?」
トゥーカッツ「自分、同郷の人間には厳しいな」
タブロ「それが南道の人間や。信用でけん」
ミスラ眞「えらい言われよおでんな(ぶす)」
タブロ「せっかくユナちゃんとコラボ出来る思うとったのに、期待が外れて苛立っとるんじゃ(がおー)」
ミスラ眞「ほら、にいさんかて同じですやん」
タブロ「女の子の悪口はゆわないもん(いーだ)」
トゥーカッツ「ほなどおすんの? テヨンちゃんとはコラボせんの?」
タブロ/ミスラ眞「それはするけど」
トゥーカッツ「するんかいっ!(かくん) だったらガタガタゆうてへんと楽曲を決めよおで」
タブロ「仕方がない。ほな無難な線でまとめますか」


テヨン「なぬ? エピカイの奴ら、そんなことゆうてたん?(怒)」
メイクのひでさん「そーなのよー。メイク室にあたしがいるのに全然気を遣わないで大声でずーっと喋ってんの。1分ごとに“ユナちゃんだったら”とか“小学生じゃ張り合いない”とかネチネチと蒸し返して。アホちゃうかしらね」
テヨン「いや、それはアホでしょう(激おこ)」
メイクのひでさん「あたしがソシちゃんたちのメイクも担当してるって、なんで気づかないんだろ?」
ヒョヨン「それを承知であえて言ってたとかは?」
メイクのひでさん「それでどんなメリットがあるってのよ? 純粋にアホなのよ」
ジェシカ「まったくスタンフォード大学まで出て、中身は空っぽか」
ソニ「とにかくウチのリアル小学生リーダーを捕まえて、“見世物レベルの寸足らず”とか“生まれて死ぬまで永遠の5歳児”とか許せん」
テヨン「そんなことゆうてへんやろ(蹴り)」
ソニ「ぴゃーっ(ごろごろ)」
テヨン「しかも、自分にだけはゆわれたないんじゃ」
クッキーマン「まぁ腹立つのは判るけど、社長直々の命令や、少女時代代表としてエピカイとスペシャルステージ、演ってくれ」
テヨン「そら歌やったら屁でもないけど、まさかラップやないやろな?」
クッキーマン「題目は『Love Love Love』やそうや。ラップはエピカイのMCが担当するよって、正規音源でヨンジンが歌うとるパートをやって欲しいそうや」
テヨン「なんや、割と普通やな」
クッキーマン「最初フレンチカンカンとか言い出してめっちゃ怒られたもんで用心しとるんやろ(笑)」
ユリ「そやけどキャスカーのヨンジンねえさんゆうたら結構色っぽい声しとるで」



Epik High『Love Love Love』MV


ジェシカ「自分、大丈夫か?」
テヨン「ふん、誰にゆうとるねん、こう見えても最年長は伊達やない。韓国一の少女アイドルの実力思い知らせてやる(ごごごご…)」
ティパニ「おおっ、燃えている! スタンド使いのように燃えている!」
テヨン「スタンフォード卒業しながら女の価値が判らぬタブロにいさん、全羅南道高興郡の離島出身のくせしてウチと同郷と嘯くミスラにいさん、ウチの色気で性処理ペットに堕としてやるで」
メイクのひでさん「(ひゃー)アイドルが性処理とかやめてよぉ」
クッキーマン「AVのタイトルちゃうんやから(呆)」



1月31日


ムジ鳥「で、本番当日ーーーーっ!」


FD①「続いてエピカイさんのスペシャルステージ、リハーサルでーす!」
FD②「少女時代テヨンさん、入られまーす!」
トゥーカッツ「おー、いよいよやなぁ」
ミスラ眞「これがユナちゃんならもっとテンション上がるのに」
トゥーカッツ「まだゆうとるんかい(呆)」
タブロ「せめてジェシカちゃんかティパニちゃんやったらなぁ」
テヨン「…(丸聞こえやっちゅうの)」
クッキーマン「おはよーございます。今日はよろしくお願いします」
テヨン「お願いしまーす(ニコニコ)」
タブロ「ああ、こちらこそ…よ…ろし」
にょき
タブロ「…!(ぴゃーっ、スカート短かっ)」
ミスラ眞「(白いブラウスに、タイ、生足、ハット、ヒール…)」、
トゥーカッツ「(テヨンちゃんてこんなに大人っぽかったっけ?)」
ミスラ眞「こ、こここれはどエロい格好やないの」
トゥーカッツ「こら、口に出しとるがな」
テヨン「えー? ちょっと脚出し過ぎましたぁ?(ちらちら)」
タブロ「いや、まぁ、いいんやないでっか? 大変結構生足結構」
クッキーマン「元気が売りの少女時代ですから、ちょっと活動的な衣装にしてみました」
ミスラ眞「はぁ。…てかこっちの一部が元気になるわ」
タブロ「うむ。こっちの一部が活動的にあわわ」
トゥーカッツ「やめれって(呆)」
テヨン「(うむ。思うた通りアホな奴ら。そやけどまだまだウチのターンは続くで)うふふ」


FD①「各自動線を確認して…、はい、はい。ほな最初から通してみまーす。テヨンさんを先頭に入場してくださいね」
テヨン「へーい」
FD②「音楽お願いしまーす」
♪じゃーん
テヨン「♪夜12時 お酒に酔って 疲れた声 明け方2時 冷たく切れた電話
ミスラ眞「おおっ、なんか歌い方も色っぽい感じが」
テヨン「♪誰も ウチの気持ち 判らへんやろ?(さわわ)」
ズキューン!
タブロ「はうっっ(ぴょーん)」
さわさわわ
バキューン!
ミスラ眞「ぬおおおおー」
ディレクター「ストップ! ストップ! どないした、妙な声出して?」
タブロ「い、いや、なんか股間から背中にかけてゾクゾクと」
ミスラ眞「まるで羽衣にキンタマこすられたような快感が…」
テヨン「きゃっ(赤)」
クッキーマン「ちょっと、ウチの子の前で妙なことは言わんとってください」
タブロ「す、すんまへん、すんまへん」
ディレクター「リハーサルの時間、短いんやで。もっと集中してや。ほな、もっかい続きから」
テヨン「はーい」
♪ジャ、ジャ、キューン
テヨン「♪痛うても 何度も繰り返すで I can't stop love love love(ざわわざわわ)」
ミスラ眞「うひゃーっ」
タブロ「あはーん」
テヨン「(わはは、マジでもお止まらんで。何度でも繰り返しいじってやる)」


スヨン「うーむ、さすが宇宙リーダー。顔に似合わぬ恐ろしい技を身につけとるなぁ」
ソヒョン「あんな房中術、どこでマスターしたんや?」
ティパニ「なんでも全州時代、牛の種付け師の手つきを見て憶えたんやそおや」
ヒョヨン「牛の種付け?」
ティパニ「どんな年寄りの牛でも発情するキンタマの揉み方があるんやて」
ユリ「(ずっこけ)エピカイ、牛扱いかい」
ユナ「まぁテヨンねえらしい技やけどな(笑)」


FD①「以上でリハーサルを終わりまーす」
FD②「後は本番でよろしくお願いしまーす」
テヨン「ど、どーでしたかぁ? ヒップホップ慣れないんで、ウチどきどきしちゃいましたぁ」
トゥーカッツ「いやどうしてどうして。なかなかよかったと思うで」
テヨン「ホンマですかぁ?(きゃぴ)」
ミスラ眞「ホンマ、ホンマ(ふらふら)」
タブロ「うむ。ただ一点だけ」
テヨン「なんでしょう?」
タブロ「♪Love love love…ゆうとこの振りやけど、テヨンちゃん左手で“L”作ってるでしょ? それやと客席からだと“」”に見えちゃうんで、本番では右手でやってくれるかなぁ」
クッキーマン「股間さすりながら指導するの止めてください」
テヨン「判りましたぁ。本番では気をつけます」
ミスラ眞「うーむ。なんか本番て響きが隠微に聞こえる」
クッキーマン「エピカイって病気の集団なんでっか?(怒)」
トゥーカッツ「ホンマすいまへん(ペコペコ)」



ソウル歌謡大賞・少女時代の本番


タブロ「うーむ。こうやって見てると実に清純な女の子なのに」
ミスラ眞「超ミニを履いてハットを被ると、途端に妖艶な娼婦の風格を感じる」
タブロ「女は生まれながらの娼婦。ホンマ実感するわ」
トゥーカッツ「控えめな娘かと思うたら、割と自分からこっちの肩に手を置いたり、腕を組んでみたり、積極的にスキンシップして来るタイプなんやね」
ミスラ眞「そうですねん。目の前にすると全然印象が違うんですわ」
トルーカッツ「合コンの時ブスが触ってくると鬱陶しいけど、あんな可愛い娘なら悪い気がせんのちゃう?」
タブロ「悪い気どころか、性的に興奮してまうがな。
 ああやって何気なく腕に手を置かれたりすると、本人は意識してへんかもしれんけど、こっちは異常に女を意識してもおて、カメラの前ゆうのに勃起が止まらん」
ミスラ眞「息子でっか? ワシはキンタマのぞわぞわが止まらんとです」
タブロ「今まではユナちゃんがソシで一番思うてたけど、テヨンちゃんは別格。すっかりペンになっちゃった」
ミスラ眞「うむ。頭ではユナちゃん思うけど、なぜかキンタマがテヨンちゃんを選ぼうとするんですわ」
トゥーカッツ「IQの低い会話やなぁ(とほほ)」


少女時代「お疲れ様でしたー。お疲れ様でしたー(ペコペコ)」
FD①「テヨンさんは衣装チェンジをお願いしまーす」
テヨン「はいはいはい。ああ、忙し忙し」
スヨン「頼んだで、少女時代代表」
ユリ「何でもタブロにいさん、来月からミュージックバンクのMCになるそうやで」
ジェシカ「マジで?」
ユリ「ハハ先輩の代わりやって」
ソニ「ほなこれを機にええ印象を植え付けた方が断然得やな」
ジェシカ「そやな。よし、本番も牛の房中術、かましておしまいなさい」
テヨン「もとよりそのつもりや(にぎにぎ)」
クッキーマン「その手つきは止めろ」


司会「ベストアルバム賞はエピカイの“Remapping The Human Soul” それでは彼らのスペシャルステージをご覧いただきましょう!」
観客「うわーーーー(大盛り上がり)」
司会「フィーチャリングは今や彼女らなしでは歌謡界を語れない、この世に降臨した天使たち、少女時代からテヨン!」
観客「キャー」
トゥーカッツ「いよいよやな」
テヨン「よろしくお願いします(チラリ)」
ミスラ眞「ぶーっ!(鼻血)」
タブロ「ペコリやなくチラリ、大変結構」
トゥーカッツ「なにゆうとるねん?」
♪ちゃーん
テヨン「♪夜12時 お酒に酔って 疲れた声 明け方2時 冷たく切れた電話
さわさわさわ
ズキューン!
タブロ/ミスラ眞「キターッ!!」



ソウル歌謡大賞・Epik High『Love LOve Love(Feat.TaeYeon of Girls' Generation)』


スヨン「わぁー、本番じゃリハ以上にベタベタ触ってるで(笑)」
ジェシカ「あいつ、悪い奴やなぁ(爆)」
ティパニ「もうタブロにいさんもミスラにいさんも、股間突っ張ってダンスどころやない感じやな」
クッキーマン「それにしても、また左手で“L”作ってるな。リハ終わりでタブロに注意されてたのに」
ティパニ「ああ、それはわざとや」
クッキーマン「わざと?」
ジェシカ「左手の“L”は逆LOVEの意味やから」
ソヒョン「ま、この場合“一回死ねば?”くらいの意味やろうね」
クッキーマン「ひえー(テヨン、恐ろしい子)」


♪ドン、ドン…
タブロ「♪誰もワシの気持ちはわからないやろう
ミスラ眞「♪傷ついてもまた繰り返すやろう
テヨン「♪I can't stop love love love
ミスラ眞「(ああ、テヨンちゃんへの愛がとまらへん)」
タブロ「(でもせめて右手で“L”作ってくれへんかなぁ)」
テヨン「♪I can't stop evil evil evil(ニコニコ)」







※ソウル歌謡大賞…2008年1月31日に開催されたソウル歌謡大賞で少女時代はFTアイランド、ワンダーガールズと共に新人賞を受賞した。
 この賞はスポーツソウル紙の主催で1990年から行われており、その模様はMnetを通じてテレビ放送される。
 2008年の主な受賞者は、グランプリがBIGBANG、人気賞がスーパージュニア、ベストアルバム賞がEpik High等となっている。少女時代は特別賞(ハイワン音楽賞)も受賞している。
 式典は江原ランドハイワンホテルで行われ(リゾートグループHigh1がスポンサーだった模様)、本編にあるとおり少女時代は3曲メドレーのスペシャルステージを披露。テヨンはさらにEpik Highとのコラボステージをこなし、大車輪の活躍だった。
 ちなみにここで少女時代は『Baby Baby』を歌っているがまだ活動曲ではなく、年が明けて『Kissing You』で活動を始めたばかりの時期である。当時はデジタル配信よりやはりCD販売が主流で、まずフルアルバムを発表して、その中から2〜4曲程度選び、立て続けに活動を続けていくのが新人の標準的なスタイルだった。


 
 受賞の様子


 新人賞で少女時代がコールされたときの歓声がすごい。コラボステージの後だったためにテヨンだけ衣装が違っている。 
 ハイワン音楽賞の受賞の時には、全員の衣装と髪型が変わっているため、この間にまた特別ステージがあったことのではないかとも考えられる。が、何かあったとかの情報も映像も当時から伝わっていないので、単純にステージ衣装から着替えただけなのかも知れない。この表彰はテレビ放送が終わってから行われているようで、会場はがらんとしているし、受賞者だけ表彰用に残されていた可能性もある。
 ちなみにソウル歌謡大賞はこれまで26回行われており、受賞回数は少女時代が14回と一番多い。相性の良い歌謡祭のようだ。


Epik High『Paris』…
 
 これは昔から好きな楽曲ですねん


※テヨンのLove Love Love…このステージではテヨンが本当に色っぽかったのでビックリした記憶がある(ただし衣装はスカートではなくキュロットパンツのようだ)。
 テヨンが歌いながらばんばんスキンシップをとるので、ミスラなど結構照れてる感じがする。この頃かれはまだ童貞だったはず。←うそ
 とにかく、私はこの歌で初めてエピカイを知り、CDを買いまくるくらいハマってしまった。自分がラップを聴くようになるとは思ってもみなかったが、おかげでその後ソシ以外のK-Popも抵抗なく聴くことが出来た。